2012年11月17日土曜日

学習発表会





















今朝は早くから冷たい雨が降りしきり、ここ数日の寒さは
篠山もすこしずつ秋から冬へと季節の移りを感じる。

今日は子どもたちの通う村雲小学校の学習発表会。
三女ワカナは一年生、元気いっぱい「むらくもレンジャー」。
次女ハルカは三年生、村雲のお宝を伝えるニュースショー。

そして小学校生活最後となる六年生、
長女フクミは人権や命の大切さを劇、「火垂るの墓」で。

台本からすべてを11人で作り上げ、本気で挑んだという劇は
幕が上る前に緞帳の向こう側、円陣を組んでの掛け声に現れていた。

原作やアニメで知っているので、それとオーバーラップしつつ進むストーリー、
11人でナレーション、照明、幕引き、暗転、を代わる代わる
担当するので、舞台上の演者は常に3〜4人、役どころも一人何役も、、。

それでも11人の真剣な表情に、見る側も自然と引きこまれていったと思う。





村雲小学校に転校して1年と7ヶ月、少人数のクラスは連帯感を持ちながらも
個々を際立たせている。つくづく、いい環境のなかで育ててもらっていると
思いながら見てたら鼻の奥がツンと来た。



LEDで灯したホタルを掬う清太、サクマ式ドロップをもらってよろこぶセツ子。
劇も終盤となると、隣に座っていた地域のおばあちゃんが目頭を抑えだすし、
どこからともなく鼻を啜る音が聞こえてくる。

幕が降りたあとの静まった余韻がなんとも心に響いたものがあり、

かく言う僕も周りを見渡す余裕もなく
気がついたら、鼻汁が止まらなかった。






卒業まで、あと5ヶ月、


もう少し早く転校させてやればよかった。











2012年11月16日金曜日

百趣百盃 展

11月20日(火)〜12月2日(日)

京都南禅寺にある「うつわや あ花音」にて
百趣百盃という展覧会に参加させていただきます。

AM10:30〜PM5:30
会期中無休

ご高覧いただけたら幸いです。






2012年11月6日火曜日

篠山 料理旅館「高砂」

9月からの、この二ヶ月間、篠山にある料理旅館「高砂」で、
展示させていただきました。
館内を埋め尽くさせていただいた作品も、今日で見納め。
今日は、その展示風景の撮影にカメラマンの中西俊介氏と行ってきました。

どこに配置しても見事にハマり、こんなに生き生きした展示は、なかなか
できないと思うほどでした。地元篠山で、このようなご縁をいただけたことを
感謝するとともに、今後もなにか料理と器を魅せられるような企画などできたら
いいかと思っています。


高砂さんには、この二ヶ月間、ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございました。


僕の作品が撤去されても、料理の味はもちろんのことながら、
普段のしつらえが見事です、篠山へお越しの際はぜひお立ち寄りください。








































































































































































2012年11月1日木曜日

土の表情






































土にはそれぞれ表情がある。
粗い土、細かい土、可塑性のあるものや、無いもの。
作っているときに、その表情がちらりと見えてくると、楽しくなる。

































2012年10月30日火曜日

秋の茶碗

ここ最近、自分の作品の写真をアップしていないので
撮ってみました。

茶碗について、いろいろやりとりしていると自分のやきものに対する気持ち
みたいなものを再確認させていただけます。

移り変わる季節があり、それを五感で感じられる風土がある。







手のひらにおさまる、ちいさな器に、作る人間の精神性みたいなものが
織り込まれるように思います。




自分の作る茶碗はそうでありたいと願います。





2012年10月10日水曜日

海外からのお客様

先日、ロバートイエリンさんの引率で海外からのお客様が
来られました。
皆さん、日本のやきものに大変興味がある方々で、ほんのひと時でしたが
楽しんでいただけたかと思います。

帰られる前にみんなで記念撮影を撮ったのですが、とてもいい感じで
写っているのはいいけど、
ふつう、主役を囲んで、、、みたいなことになりませんかね〜



どこにいるか、探してしまう、っちゅうねん。




、、、







2012年9月29日土曜日

兵庫陶芸美術館 三原研の炻器展


兵庫陶芸美術館で三原研さんの展覧会が開催されています。
今日は、「三原研さんと若手陶芸家3人によるトークセッション」
ということで聞きに行ってきました。
普段寡黙な三原さんなだけに、発する言葉がなんとも重みを持って
伝わってきて、とてもいい空間に身をおけたように思います。

その後、場所を変え、鍋を囲んでの会も、丹波の若手をはじめ、今日のパネラー
だった、伊勢崎晃一朗氏、五味謙二氏、清水剛氏、の親しい方総勢20人ばかりでの
濃密は時間を過ごせました。

ひさしぶりに、何か、こう心の中に「気」を注ぎ込まれたような感じでした。




三原さんの展覧会は

11月28日(水)まで。









2012年9月28日金曜日

草刈りの恩賞

休耕田にしていたところ、コスモスが大きく育ち、今がいちばん見頃。
しかし、畑の草刈りをしなくてはいけなかったので、咲き誇ってる
コスモスを刈り取ってきて、玄関先に投げ入れました。

なかなかいい風景です。



2012年9月19日水曜日

秋のはじまり

朝晩はすっかり秋、
でもまだまだ日中は夏のように暑いです。

あいまいな季節の変わり目、かな。

2012年9月4日火曜日

丹波篠山・まちなみアートフェスティバル2012

篠山は秋がよく似合う。
2年ぶりにアートフェスティバルがこの9月15日から開催されます。
河原町妻入商屋群の町家をお借りして、篠山にゆかりのある
作家がそれぞれの作品を展示します。

それに先がけ、9月8日より出品作家が小品を持ち寄り、
アートショップをオープンします、明日はそれの準備。
いよいよ始まる〜、って感じでテンションも上がってきました。

秋の篠山はホントにいい感じです、お時間があれば、ぜひお越し下さい。


ホームページもあり、お手伝いいただけるスタッフも募集しています。
興味のある方は、お気軽に問い合わせてみてください。

sasayama-art.com



2012年9月2日日曜日

夏休みの宿題

夏休みも今日で終わり。
子供たちの宿題同様、ぼくに課せられた課題も今日、なんとか
できました。

幅3m, 奥行き13cm, 高さ15cmのスペースに収まる作品。








2012年8月18日土曜日

個展終わりました

大阪のアートサロン山木での個展が今日、終えることができました。
暑い中お越し下さったみなさま、ありがとうございました。
今回の展覧会で、年内予定されている個展は終了ということです。
次回は来年1月の名古屋での個展まで、時間があり、充電しつつ
新しい作品にも挑戦していきたいと思っています。



今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



2012年8月17日金曜日

10cm×15cm×300cm

8月も中盤、お盆も送り火とともに過ぎ去りました。
アーロサロン山木での個展も18日まで、お盆休みを挟んでいるから
忘れられているのでは?と不安。

個展と同じく京都高島屋で開催していた「以美為用展」も14日を
持って終了、この日、搬出を大阪から行ったのですが、さすがにお盆期間
だったためか、それとも未明の豪雨の影響か、
通常1時間ちょっとで行けるところ、3時間もかかり、
閉店間際の搬出となり、ご迷惑をかけてしまいました。
やはり、年末年始とお盆は忙しないですね、この国は。

個展や「以美為用展」もそうですが、今月もうひとつ仕事を抱えていて、
今それに追われています。
8月中というのが、まるで夏休みの宿題のようで、つらいのですが、
なんとか期日に間に合わさないと、と奮闘中です。

展覧会というものではなく、
ある社屋ビルの中の展示作品の制作というもので、7月にコンペがあり、
それに通って正式に依頼を受けました。
期間は一ヶ月ちょっと。

この仕事の面白いところは、展示スペースが10cm×15cm×300cmという
細長いスペース。

さぁ、この細長い空間をどういうふうに構成しようか、
作り出してはいるものの、あと半月。

暑さなんかには負けてられません〜〜。

2012年8月3日金曜日

白い器

猛暑がつづいています、、、。

そんな中、8月5日(日)〜18日(日)まで大阪の西天満にある
アートサロン山木さんで個展を開催いたしまする。

ただいま、搬入のための準備が完了しました。
今回の展覧会、季節的に真夏ということもあって、重苦しくなく、
サラッとしたライトな感じで見てもらえたらということで、
食器中心、それも、白い器。企画当初は磁器や粉引で、みたいな
感じでしたが、結局用意したら、ほとんどが磁器の器それも白磁
がほとんど、となってしまいました。

ここ何年も磁器での展覧会はなかったから、かえって新鮮。
20代前半は磁器作品での出発だったから、実はこの手の作品も
レパートリーのひとつなんですよ〜。

出品作は茶器が中心となり、取っ手をいろんな形で作ったポットや
コーヒーカップ。
何に使う?と作者が思う蓋物。重なり具合のいいボウルなどです。



大変暑い中ではありますが、ご高覧いただけたら幸いです。


アートサロン山木
大阪市北区西天満4-7-17 サンレガシー1F
tel/fax 06-6363-5866

http://sky.ap.teacup.com/artsalonyamaki/



2012年7月17日火曜日

いきなり猛暑

そういや今日は祇園祭の巡行の日だった。
毎年のことながら、祇園祭のころ梅雨が明けます、今日がその日だったみたい。
暑かったー、いきなりこの暑さは身体がまだ慣れていないからか、
かなりこたえました。

しかし、そうも言ってられません。
8月5日〜18日まで、アートサロン山木さんで、個展をします。
今回は白い器、久しぶりに磁器土で制作しています。
ま、夏だからシンプルな食器をメインに展開したいと思っています。
ここ最近のものとは全く違ったものになる予定、facebookの方では
製作中の写真を撮りましたが、白いポットなどやコーヒーカップなど、
いわゆるテーブルウェアって感じになるかも、、、しれません。

磁器で展覧会するのって、いつ以来でしょうか。



2012年7月8日日曜日

七夕

カキーン!カキーン!!

七夕の夜、久しぶりに友人と会う。
決して牽牛と織姫ではない、それは男どうしだからです。

彼は学生時代から野球をやってて今でも草野球をしてる。
僕の心の空洞化の話は前回書いたけど、そのぽっかりと抜け落ちた
部分を埋めるべく、ソフトボールの次に来る物として頼んでみた。
「オレをチームに入れてくれ」

と、いうことで、バッティングセンターへ行ってきたのである。

近々47歳になろうかという男が草野球にデビューします。


ちなみに冒頭の「カキーン!カキーン! 」という音、
これは僕の打席ではなく、僕の後にボックスに入った
高校球児が打った打球音です。

あしからず。


おっさん二人で
ラーメン喰って、バットを振ったあと、風呂へ行き、汗を流し帰ってきた。

七夕の夜というのに、ロマンチックの欠片もない。

あーあ、なんだかな〜〜。







2012年7月2日月曜日

文月

七月に入った。
ここのところ、どうもよくない。
なにが?と言われたら、さてなにが、と思うけど、どうもよくない。

心の中の大きな部分を支配していた何かがぽっかり抜け落ち、
なんだか空洞化してる感じ、といえばわかってもらえるだろうか。

自分のつくるものに対しても、次のなにか、に踏み出せずに躊躇してる
感じが、とても歯がゆくて、どこかイライラしてる感じです。


そんななか、唯一空洞化を一時的にも埋めてくれているのが、なんと
子供の通ってる小学校の、ソフトボールの大会に向けての練習。
僕自身は昨年転校したので知りましたが、
篠山市の小学校の伝統的でもある大会らしいです。長女フクミが6年生
ということもあり、6年生チームの監督を任されたのがきっかけで、
6月から毎週、月水金、放課後4時から始まります。
ま、監督というより、いっしょにソフトボールをやる、って感じですけど。

最近スポーツらしいことをしてなかったから、最初は動きがぎこちなかったけど
今ではすっかり走攻守、いけます。

大会は15日、あと2週間。
これが終わったら、そのあとはどうしたらいいのだろう。


8月に個展も控えているので、そんなことも言ってられないのも現実ですが、、、。




2012年6月8日金曜日

雨蛙

昨日、アマガエルが雨乞いをするかのように水道の
蛇口付近にうずくまっていたからか、
今日は午後から久しぶりにまともな雨がふりだしました。
同じ曇り空でも、雨が降り出すほんの少し前には必ずカエルが
鳴きだすから不思議。

不思議といえば、その蛇口の傍にいた綺麗な緑色のアマガエルは
身長3センチ、小さくうずくまってる姿はなんとなく可愛らしげ。

しかし、その水道の根元を見ると、、、うッ。


身長9センチほどの、殿様ガエル。これはキツい。
ごつい、茶色い、血管や骨が浮き出てて生々しい〜。

目の前にいる2匹を見比べてみる、おんなじカエルなのに、どうして?
どうして、と思っても、どうしてもこの殿様ガエルを手のひらに、って
考えるだけでも身の毛がよだつ。
これは不思議、おんなじカエルなのに〜。

その殿様ガエル、あろうことか、仕事場の中に「ビョコ〜=*%ん」と
入っていきやがった。この飛び方がまたキツい。
アマガエルの「ぴょこン」じゃないねん、「ビョコ〜%$#ん、ベタ〜*+%ん」
って感じやねん。ああ〜たまらん。
幸い、ホウキで誘導して退出していただいたからよかったけど。

なんなんでしょう、この違いは、と思った雨降り前でした。


ちなみにアマガエルの写真はFacebookにアップしています、殿様ガエルくんは
撮ろうとしたら、跳ねていってしまい、こちらに飛びかかってきても困るので
断念しました。



最近ブログのほうが少しおろそかになってるかな、
iPhoneにしてからは写真を撮って、すぐアップして、
みたいなところが便利だからか、
ここのところ、Facebookに僕もよく生息しています。

できれば、写真はFacebookで、文章はブログで・・・という棲み分けでいこうかな。

と思う今日このごろです。

なので、Facebookのほうも加古勝己で検索できると思うので
見てみてください、よろしくお願いいたします。






2012年6月3日日曜日

夕暮れ


毎日慌ただしく時間が過ぎていくなかで、
ここ篠山の田園地帯、この夕暮れ時だけは
時間がゆっくりと流れていくような気がして
たまらなく好きです。

もうすぐホタルが舞う季節です。







パラミタ陶芸大賞展



三重県四日市市にあるパラミタミュージアムにて
今日から始まった第7回パラミタ陶芸大賞展の
オープニングに行ってきました。

早いものであれから一年経ちました、昨年とは違い、今年は
レセプションの最後列から拝見。
こういうふうに見えてたんやね〜って感じでした。

今回の6人の出品者もバラエティーにとんでいます、年齢差、技法、そして
昨年にはなかった性別の差も。
それぞれの作者は何に挑んだんでしょう、このなにかと物議を醸し出す展覧会な
だけに、心の奥まで見てみたいような感じがします。

この表現方法の違う中から一人選んで、って、思えば難しい選択ですよ〜

それでも多くのかたが見て、共感を得るものが票を獲得し、選ばれます。
投票期間は今日から24日まで、大賞発表は7月1日です。




今回一歩引いて見て思うのは、やっぱり美術館展示、って難しい、ってこと
でしょうか、陶芸の世界は、やはり基本は工芸というスタンスなわけで、
そのひとつの作品に対する「間」みたいなものがあると思うんです。
人の生活空間の中で育った「間」を美術館のような非現実的な空間に
置くとき、ただスケールを等倍しても、その「間」というのは決して
埋まらないのかな、ということでしょうか。
魅せたいがために大きく作る、というのもなにか違うような、、、。

工芸という枠を外してみたとしても、じゃあそれが純粋美術として
確立していけるのか、というのも日本の陶芸の位置づけなのではないかと
思ったりします。
このあたりは僕自身が作る立場の人間としても常々、考えてしまうところでもありますが。




自分自身の昨年今頃のブログを改めて見てたら、
充実してたな、と感じるし、たしかに楽しかったかな。
一年前の今日、レセプションの帰り道を思い出します。


















2012年5月17日木曜日

松江市「ギャラリーさんれいく」にて

5月の個展月間も大詰め。
23日から29日まで島根県松江市にある
「ギャラリーさんれいく」にて個展を開催。
ここでは6年ぶり2度目となります。

2012年5月6日日曜日

京都うつわ屋めなみにて

池袋東武での個展も終え、ホッとしたのもつかの間。
9日より、京都の「うつわ屋めなみ」にて個展を開催します。
5月は23日より島根の松江市でも個展があり
なんとも慌ただしいスケジュールです。



2012年4月27日金曜日

時間列車

東京滞在中ですが、訃報が届きました。

京都の宮下善爾先生がお亡くなりになりました、、、 。
僕の実家近くにお住まいだったこともあり、僕自身が学校卒業後、
公募展などに 出品するにあたって、当時お話を伺ったこともあります。
 お人柄からか、多くお弟子さんもおられましたし、
 若い陶芸家から慕われていました、
僕なんかにも気さくに 声をかけていただたのを思い出されます。
 少し前に、お身体をわるくされているという話は聞いていたのですが、、、。

 今、高島屋での巡回展をされていて、その図録に掲載されている「時間列車」と名されてる挨拶文、
 自身の命の終息を覚悟されての文面に、壮絶な制作だったことを感じます。
 命の覚悟の作品、今の自分にどれだけの覚悟があるだろう?
「あいさつ」とされているけど、自身の人生に関わったあらゆる人への「わかれの言葉」。
 そんなふうに受け取りました。
 地元、京都での展覧会は終わり、今後、岡山、岐阜を巡回することとなっています。
 ご遺族の方々には失礼な言い方かもしれませんが、


 ひとりの陶芸家としての終え方に憧れさえ感じます。


 ご冥福をお祈りいたします。



 。

2012年4月26日木曜日

ひとつひとつ

今日、なんとか搬入を終え、明日の初日を迎えられることになりました。 今回で、この池袋東武百貨店での個展は14回を数えます。 ほぼ毎年の恒例行事みたいなものとなっています、画廊の奥の小さなスペースから 始まり、10回目を期に二つある画廊の大きいほう、普段絵画の展覧会を開いている ほうのスペースを使わせていただいています、工芸のほうの作家としては希です。 これもひとえにTさんの計らいによるものですが、しっかり応えていられるのか、、、。 ほんと、気つけば14回といったところです、僕にとってはホームグラウンドみたいなもの、 毎回、ひとつひとつ、回数だけではなく、なにかを遺していけたらいいなと思っています。

2012年4月24日火曜日

一年ぶり。

26日より東京、池袋東武百貨店6F美術画廊にて 個展を開催いたします。ようやく出品作も出揃い明日搬入です。 今回は箱モノ、いわゆる陶筥を中心に作りました、先日九州太宰府にある国立博物館に 行ったときに、装飾古墳の映像展示があり、空間の内側にある装飾というものに 感化されたのか、帰ってきてから、陶筥を作っていました。 色もいままでの赤に緑と青を加えたので「三彩」となり、すこし賑やかに。 なので、今回は大作というよりは、小さいものをゆったりと展示できるのでは、と 思っています。 それと、昨年から今年3月まで巡回していた「日本陶芸展」での出品作の茶碗が 一年ぶりに帰ってきましたので、それも今回展示します。 日本陶芸展ではアクリルのケースに入っていましたが、個展ではどうぞ手にとって その肌触りを感じていただけたらうれしいです。 とりあえず明日、搬入です。 。

彩色

今回の池袋東武での個展 赤の彩色に加えて、緑、蒼を入れて作っています。 今までは、赤を塗れば作業としては終了で窯に入っていきましたが 今回はあと2色。 これがまた、時間の読みが大幅に狂って、なかなか進まず、 今日、先ほどようやく最後の窯焚きにかかりました〜。 搬入日を25日に控えて、今ごろ窯を焚いているなんて、最近ではなかった ことだったし、本来は今日はもう作品を発送して、ほっこりしている予定でしたが、、、 久しぶりに東京まで、車で自走搬入を覚悟した次第です。10何年ぶりかな〜

2012年4月19日木曜日

池袋、東武百貨店にて。




4月26日より、東京池袋、東武百貨店にて個展を開催いたします。
今回は、陶箱を中心に作っているような、、、。

ご高覧いただけたら幸いです。

2012年4月18日水曜日

桜ようやく。

今日、京都のロバートイエリンさんのギャラリーへ搬出へ
行ってきました。

今回の個展は、イエリンさんにお任せしていたので、
お越しいただいた方には、
あまりお会いすることができませんでした、申し訳なく思っています。
それでも、多くの方に見ていただけたこと、感謝いたしております、
ありがとうございました。

今年の桜はすこし遅く、篠山はようやく咲き始めました、
川沿いの桜並木もピンクに染まり出しています。
京都はすでに散りはじめていましたので、
篠山に帰ってきたら、なにかお得な感じがします。

昨年の震災後の桜を見たときも、感じたけど、
どんなに悲しい出来事があっても、必ず春はやってきて、桜は花を咲かす。
この、どうにも美しい、空の青と、山の緑と、桜の薄紅色が、
気持ちを一歩前へ進めてくれると思います。

一つの展覧会がおわり、また次へ。

しか〜し、のんびりと桜を見てる時間はないほど、
予定を詰め込みすぎました〜

26日から東京の池袋東武で個展を開催します。
ただいま最後の追い込み真っ最中で〜す。

2012年4月9日月曜日

ロバートイエリンやきものギャラリーにて



京都のロバートイエリンさんのギャラリーにて14日まで個展を
しています。
春の京都、銀閣寺界隈です、ご高覧いただけたら幸いです。

2012年2月17日金曜日

福岡三越にて



2月21日(火)〜27日(月)
福岡の岩田屋三越9階 美術画廊にて個展を開催いたします。
ご高覧いただけましたら幸いです。

2012年1月11日水曜日

松の内

一夜明け、後かたづけなどをしながら今日は過ごそうかと。

展覧会で百貨店にいると、新年を一週間ほど過ぎたら、もうひな人形
などが登場し、正月など、どこか遠いところに行ってしまって、
僕の中では、もうすでに鯉のぼりが泳いでしまっているぐらいです。

搬入前に慌ただしく正月飾りをしたままだったので、床の間にある
鏡餅など、もう季節はずれ?てな感じ。
ということで、鏡開き。

とっととかたづけてしまおうと、うちの奥さんに「しめ縄飾りも、もうええやんな〜」
というと、「え、まだ早いんちゃうん」と。
松の内までは、なんていうけど、昔は15日までが松の内だったけど、最近は
七草がゆあたりの7日あたりまでが相場らしい。
ちなみにネットで調べてみると鏡開きも以前は20日だったらしいけど
最近は11日になってるらしい、なので今日でよかったみたい。
鏡餅を運んでいると、横で「ちょっと思ったんやけど、あのしめ縄、向きが
ちょっと変じゃない?」と。いまごろなにゆうてんねん、って感じで玄関の
しめ縄を見にいき、ハッと気がついた。

これまでは京都と行き来していたので、今まで京都の行きつけの花屋さんで
しめ縄をお願いしてました。舟形の綱を横に引いたものです。
藁を綱に撚ってあり、縁起物として穂先が左側にくると出船、
右側にくると入り船、なんて言います。

しかし、今年は引っ越しもしたし、まして個展前でバタバタだったので、
ちょっと手を抜いて適当なものを買ってきてもらって、付けました。
一応は舟形をリクエストして。
横位置に藁は編んであるけど穂先はなく、碗型に弛ませて舟形としてある、
はずであった。
でも、今日見て、気づいたのだが、その碗型が反対についている。
ようするに、「への字」に付いていたのです。
たしかに搬入に出かける間際に焦って付けて出てったけど、、、。


縁起物の出船や入り船なんてもんじゃない、転覆しとるちゅうねん!


今日片付けてしまおうかと思ってたけど、このまま片付けたら縁起悪いと思うから
本来の碗型の舟形に戻し、しばらく飾っておくことにした、、、。


今年の船出は九死に一生を獲た、難破船スタート。。。なのだ。






なのでうちの松の内は15日で。







2012年1月10日火曜日

帰り道

今日、姫路の山陽百貨店での個展を無事終えました。
新年2日からの少しばかり長い期間でした、
搬入は大晦日31日だったので年を跨いで、
ということもあり、日数よりも長丁場だった
感じがしています。

多くのかたに見ていただき、あたらしい出会いもさせて
いただきました。
まだまだ反省点はあるものの、充実感のある気持ちのいい
展覧会だったと思っています。

搬入日だった大晦日の夜、姫路からの帰り道、コンビニに寄ったら
店員の女の子に「よいお年を〜」と言われたのがとても感じよく印象的で、
あぁ今年も終わりなんやな〜なんてことを思いながら車を走らせたけど、
搬出日の今日、同じコンビニに寄ったら恵方巻のポスターが目立ってた。
なんか月日の経つのがマッハのスピードだったこの数日間でした。

このあと2月は21日から福岡の岩田屋三越で、4月26日からの池袋東武。
休む間なく、制作に入っていきます。

どうかこれからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



2012年1月9日月曜日

姫路 山陽百貨店

新年早々の展覧会。
僕にとっては初めての試みです、展覧会自体は年明けになるけど、
仕事としては、年を跨いで、ということになります。


個展の依頼を受けたののは2年前になります、地方の百貨店ではあるけど、
僕の先輩がちょうどその前の年に展覧会をしたこともあって、その存在を
知っていたのですが、そうでなかったら知らずにいたかもしれません。

姫路駅前にある百貨店です。

今回とても充実感が漂っています、というのも、
僕が思う、作者とその作品を紹介していただく媒体としての美術画廊と、
そして、使っていただける方との一本の線みたいなものが見えているから
かもしれません。

作家として、都市部にあるメジャーな百貨店やギャラリーに目を向くのは
致し方ないと思います、でも、こういう地方の暖かみのある紹介のされ方というのは
作者として、発表の原点に還った気がします。


昨年、12月の中頃、僕を伴って、美術部の方が普段おつきあいのあるお客様のお宅へ
アポ無し訪問、僕はそういう経験がないので新鮮な体験でした。
2日間で40軒ほど。

個展が始まっても、少人数の美術の方の、積極的な作者紹介。
僕のような産地に属してなく、団体所属しない作者はとても紹介しにくにと思うのですが
言葉を選びながら、説明していただいています、

山陽百貨店の社長も幾度となく画廊に顔を出していただいています。

もちろん大手の百貨店やギャラリーを否定するのでは決してないのですが
この原点回帰したような感覚はとても新鮮。

作者は自身の思いをカタチにし、それを言葉で伝える人がいて、思いを受け取っていただく人がいる。
この一連のつながりを役割を持って果たしている感覚なのかもしれない、と思う。


山陽百貨店に限らず、僕を何年も辛抱をしながら展覧会をしていただいている某百貨店もあります。
少人数の男所帯のスタッフ、そういう思いに応えたいと常々思っているのですが、
まだまだ未熟です。


そういう意味でも正月早々、靴のソールがパカパカ捲れたのは
もう一度自身の足下をよく見ろという、神の啓示なのかもしれない。






2012年1月2日月曜日

正月早々。

正月早々、個展を開催させていただけることはホントにありがたいことです。



早朝、起きると雪、
姫路に向かうべく車に荷物を積み込んで走り出しました。
寝ぼけ眼で乗り込んだなのだろうか、一時間ばかり走ったところで、
「忘れ物ないかな〜」なんて、ふと考えたら、、、
「ベルトしてないやんか〜〜」と気付く。

正月ということもあり、慣れないながらもスーツを慌てて着て出たせいか
すっかり気が緩んでいた。
スーツを着て、ベルト無しではさすがに変やろう、ということで、
道途中のホームセンターが新年初売りの早めの開店に立ち寄り、ベルトを買う。
これで大丈夫!。

気を取り直して、いざ姫路へ〜〜〜〜。






山陽百貨店の近くの駐車場に車を停めて、降りた瞬間、今度は靴に違和感が、、、!

慣れないスーツには革靴ということであったけど、
見ると右側の靴の先がめくれてパカパカしてる・・・・・。
さすがに、個展会場で「作者です」と紹介されても、
靴の先がパカパカしてたら、作品紹介しても可笑しいでしょう。

と、いうことで前回搬入時に、たしか近くに百均ショップがあったと思い、
車を走らせました。
そして車を降りたところ、靴のソールが置いてけぼり、いわゆる全面剥離。
トホホ、、、。



強力両面テープを買い求め、張り合わすことに。

そして会場に。


朝一番に山陽百貨店の社長にお会いして、挨拶させていただくも、
気持ちはどこか右足のソールに・・・。


正月早々、とんだハプニングです。


一年の計と言うが、今年一年は足下に注意を、、ということだろうかと
考えます、
慣れないものを着たり履いたりすると駄目やね。



右足はこんなだったけど、左は、、、
とお考えでしょう、

もちろん時間差で左側も外れましたとも!
なので、両方両面テープと瞬間接着剤で貼り付けました〜〜。


なので明日は大丈夫です。




パカパカ修正した靴で皆さんをお待ちしています。



正月早々、、、、、。






2012年

あけましておめでとうございます。

新年も明けて二日目、今年は今日から10日まで姫路の山陽百貨店にて個展を開催いたしております。

怒涛のように年末が過ぎ去り、あっという間に今日初日を迎えました。

今年も一歩づつ前へ進めるように精進していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。