2010年5月28日金曜日

6月篠山で



池袋東武での個展が終わったところでなんなのですが、
6月8日より13日まで篠山市河原町にある鳳凰会館で個展を
させていただきます。
今日はその事前確認、前回下見に来たときにイメージした作品を
どういうふうに展示するか、を見に行ってきました。
町屋の空間に作品を嵌め込んでいくというのは今までにないことで
とても興味があります、それに今回は自分の茶器を使って
呈茶もしていただきますので、とても楽しみです。
今回は多くの方のご協力をいただき、恐縮しますが
いい展覧会になると思っています。

2010年5月26日水曜日

個展終わりました

本日、池袋東武での個展が無事終えることができました。
一週間、あっという間でした。

毎回足を運んでいただく方との再会や、初めてご覧になって
いただけた方との出会い、普段籠もっているぶん、この一週間は
心をニュートラルな状態にさせて、いろいろご意見やご感想を
いただきました。
また明日から気持ちをあらたなスタートをきりたいと思っています。

次の作品を楽しみに待っていただけるような陶工になりたいと
思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2010年5月21日金曜日

池袋東武個展

昨日より池袋東武での個展が始まりました。
初日より多くの方にご来場いただきまして、とてもうれしく
思います。このブログに掲載した茶碗の写真を見て、
来ていただいた方もおられました。
今回の個展は灰赫陶の作品と、先日焚いた薪窯作品を両サイドに
展示をしていて、好対照な感じがしますが、かえって次への岐路に
たった展示になっているのではないかと思います。
個展前などは焦りながら用意をしているので、ゆっくり作品を見る
ことができないのですが、こうして個展をしている期間中というのは
自分自身もゆっくり見られるので、勉強になります。

2010年5月18日火曜日

20日より池袋東武にて

5月20日から26日まで、東京、池袋東武百貨店にて
個展を開催いたします、
毎年恒例となった池袋東武での個展ですが、今回は窯を
あたらに作り、茶碗を充実させたいと思い、挑みました。
先日焚いた窯の作品を含む、100点あまりを展示します。
前の記事で部分写真を載せた茶碗も展示します、
期間中会場におりますので、お声を掛けていただけたら
うれしいです。

神は細部に宿る









やきものの魅力って、どこ? 姿、質感、触感 ?
好きな人は掌におさまるものを撫で回し、表面の粒子の
一粒一粒を穴があくほど見入る。
茶碗などは、その最たるもので、前後左右表裏、隠れるところ
など存在しないし、作る側も隠すことなく想いをぶつけていく
こととなるのだ。
まさにやきものの世界は
「神は細部に宿る」のである。



2010年5月16日日曜日

やめられない理由



期待に胸を膨らませて窯出しをするのですが、それをものの見事に
打ち砕かれる。そんなことはもう20年もやきものを作っていたら
わかってはいる、わかってるんや、わかってはいるんやけど、
毎回期待しては落胆する。
いちど小躍りしながら窯出ししてみたいものだ。

今回も、レンガを外していくたびに「う〜?!%#”*+〜ん」と
唸ってしまった。
以前使っていた同じタイプの窯とはいえ、なかなかやっぱり手強い、
結構攻め込んだつもりだったのに、まだまだ甘かったようだ。
窯はやはり、焚きこんでいくことでお互い鍛えられていくのが
よくわかった感じがする。
歩留まりが悪いのは、薪で焚くと仕方がないと思いがちだが、回数を
重ねていくとお互いの癖もうまく捉えることができるのだ。
その関係を築きあげていかなくてはいけない。

今回は、全体としては、けっしていい上がりではなく、ダメなもの
も多かった。
でも、体重のマイナス2キロ分、おおよそ3%ほどだけ、次につながる
ものを火の神様が窯の片隅に残しておいてくれたようです。
これだから窯焚きはやめられないのだと思う。
僕は窯焚き前に願掛けはしないけど、
焚いたあとに感謝はします。



2010年5月14日金曜日

マイナス2キロ



窯を焚きました。
12日夜に火を入れて、昨日夕方まで。一応初窯なのだが
僕はあまり窯に願掛けはしない人なので、そのまま普通に
火をつけて始めた。ひさしぶりの薪窯焼成だったので
すこし手こずりはしたものの、20時間かけて無事温度は上がり、
煙道を閉じた。
この窯、2メートル立方ほどの倒炎式単窯、通称「イッテコイ窯」
大学の恩師である岩淵重哉先生の考案の窯で、益子の加守田章二も
この窯を使ったと加守田の図録にも記されている。大学の窯場にも
このタイプの窯があり、自分で窯を作るならこの窯と以前から
思っていた。以前制作していた西脇市の工房で実際作ってみて、
よほど相性がよかったのか、集中して茶碗をこの窯で焚いた。
篠山に移って、ちがうタイプの窯を作ったけど、やはり自分の
もってるイメージでは無かったので、続かなかった。
一晩で焼くという短期決戦的な窯ではあるけど、一人で集中して
窯を焚くにはとてもいい。大きい窯だと、どうしても人の手を
借りなくてはいけなくなるし、年間に焚く回数も限られてくる、
このくらいの窯だと新しいものにチャレンジしやすくなる。
僕の性格に合ってるんだと思う。

ただ、ひとりでやるぶん体力的にはそれなりにきつく、
ひと窯焚いたら、体重が2キロ減ってる。


心地よい疲労感と充実感は味わえるけど、それも窯出しまで、

安堵はできない。




2010年5月11日火曜日

窯焚きは「Queen」で。


準備が整い次第窯焚きにかかる予定。

頭の中ではQueenの「We Will Rock You」が
流れている。

2010年5月8日土曜日

秒読み段階に

来週に迫ってきた窯焚きもすでに秒読み段階に。
ひさしぶりに窯を焚くことに高揚感がある、それも
以前、組んでいた相棒と仕事をするから余計に
高ぶっているのかもしれない。
釉薬の調合もこの窯仕様にし、モチベーションを上げて
薬掛けに持っていきます。
期待しすぎるのも問題なので、なんとな〜く始めたいと
思っています。

あぶりのときに使うバーナー用のタンク(特製ドラム缶)がある
、これは以前使っていたものを流用することに。
前に使っていたとき窯を焚くごとにドラム缶に日にちを
書き込んでいた、今日、それを塗り直し、消し去った。
また新たに今回の窯焚きから書き込んでいくことにし、
また一から始める気持ちで臨む。

2010年5月5日水曜日

ゴールデンウイーク

気づけば、いつも過ぎ去ってるゴールデンウイーク。
今回は個展が近いのもあり、どこへも行かず仕事。
娘たちは学校休みなので、連休中はずっと篠山、
「いなかの家」と称してる篠山の工房での滞在を
楽しんでいました。今年は天候にも恵まれ、ぼくとしても
最後の追い込みをかけ、3月に作った窯の最終調整も
でき、あとは窯焚きにむけ、作品を準備していくこと
に。おそらく来週半ばに焚くことになります。
それまでに終わらせておかなくてはいけない仕事を
しつつ、子供たちとも遊ぶという充実した
ゴールデンウイークでした。
しかしまあ、正月とゴールデンウイークはほんとに
あっという間に過ぎ去ります。