2010年9月30日木曜日

45th



45回目の誕生日を迎えた。
8月の暑いときに誰の誕生日でもないのに娘たちとケーキを作ったときは
「暑いときに生クリームを作るもんじゃない!」とブーブーいいながら
食べたけど、今日は涼しくもなったから、大丈夫。
ハンドミキサーでやれば早いけど、通常泡立て器でやる。
手がだるくなるので、みんなで替わりばんこ。
スポンジに塗りたくって、フルーツを乗せる。
味よりも作ることに意義があるのである。

うちは父娘でお菓子もつくる。
プリンは焼きプリン、クッキーは土を捏ねるように、
焼き芋は窯から作る、ピザも石焼き、


そう、うちは「焼き」にこだわる一家なのである。



2010年9月22日水曜日

なんば高島屋

18日より篠山ではアートフェスティバルが開催されています。
連日盛況で、日頃は閑散としている街並みも活気があり、
とてもいい会場づくりとなっています。26日までおこなっています。

それと、今日から、なんば高島屋にて「美の予感2010」展がはじまります。
東京からの巡回です、会場がちがうと見え方も違うでしょうから楽しみです。
初日なので会場に伺う予定をしています。
展覧会は28日までです。

2010年9月14日火曜日

Historic Street ART Festival in Tanba Sasayama


9月18日から26日まで篠山市「河原町妻入商家群」にて
「まちなみアートフェスティバルIN丹波篠山」がはじまります。
昨年の初回につづく2度目の開催となります。昨年は見る側でしたが
今回は出品させていただくことになりました。
河原町にある町屋を舞台としその中にそれぞれの表現方法で展示をします。
陶芸だけでなく、立体造形、絵画、写真。篠山市にゆかりのあるものづくりが
集まります。
期間中は展示だけでなく、コンサートや狂言、町屋の芸術学校として
町屋についてや、アート、についての講義などもあります。
今年は会場のひとつにアートショップも併設、「甍(いらか)」と名付け、
こちらは期間限定、9月10日から10月24日までオープンしています。
日常使いも食器なども展示販売していますので、お立ち寄りください。

期間中は毎日なにかしらのイベントが組まれていて、
出品者もギャラリートークをします。
昨年はかなり多くの来場者があり、普段閑散としている街並みもこのときは
東京の竹下通り並みになったということです。

僕は今回、広いスペースをいただいたので、どう展示するか思案中です、
23日にはギャラリートークをする予定です。

開催日程、アクセスなどはホームページを参照してください。
昨年の展示風景なども見ることができます。

www.sasayama-art.com




2010年9月8日水曜日

ブログにブログで

ちょっと前から、電話しよ〜、と思っていたのですが、今日やっと電話させて
いただきました。
広島の有本空玄さん、お久しぶりです。2月の土岐以来ですが、その後ブログの
存在を知り、ひそかに拝見していました。
以前も書きましたが、数々の名品がある「志野」をまっすぐに見据えて
ほんとに王道を貫かれている姿勢に僕は感銘しています。
こういうのって、言葉ではなかなか表現できないけど、有本さんは
直球ど真ん中勝負の豪腕ピッチャーでしょ。
あ、でも学生時代テニスされてたんでしたっけ?

またお会いできたらうれしいです。


ありがとうございました。



2010年9月7日火曜日

篠山は秋

9月だというのに猛暑つづき。
東京や京都はこの暑さで季節感が鈍っていて、まだ夏の感じですが
篠山に戻ると、涼しさもあるのですが、田んぼの色が変わっていたりして
季節の変化をしっかりと感じ取ることができます。
早くも稲刈りがおこなわれていたりして、確実に秋が来ています。
篠山は秋がよく似合う、四季それぞれに見事な風景をみせてくれるけど
とりわけ僕は秋の篠山が好きです。
うちは国道から、山谷に逸れていき、田畑をぬけ奥まったところに
あるのですが、その途中にある山裾の集落の景色がたまらなく好きです。
近くに住んでらっしゃる狂言師の山口さんに教えていただいたのですが、
その山裾の昔の地名を「虫生」虫が生きると書いて「むしゅう」という
らしい。
その韻の響きに、あらためて惚れ直した。



2010年9月3日金曜日

作品=人間=作品

昨日より日本橋高島屋で「美の予感2010」展がはじまりました。
今回はそれぞれの作者が初顔あわせのようなもので、出会いを楽しみに
していたところがありました。個々の作品は以前から目にしていても、
その作者に会って作品を見ればまた作品に深さが増すのだと思っています。
また十年以上前に出会って、今回久しぶりに再会して、お互いどこかで意識が働いて
いたことを喜び、それぞれの軌道を走っていて交わる地点であった今を感謝し、
またこの先の軌道に走っていける力をいただけた感じです。

初日には高島屋さんの計らいで、懇親会を催していただきました。
こういう場に参加させていただけることをほんとに感謝します。

ただ今回はなんとも、僕のなかで消化しきれないこともあり、
こころの中に澱のようにこびりついたことが非常に残念でもあります。

作品は人間が作り出すもので、その人間性が作品に現れてくるものと思います。
それぞれはイコールで結ばれていて、そのバランスがカタチとなり見る者に伝わる
のだと思います。

あまりにもその感覚がズレていて勘違いも甚だしい人間にはひどく拒否反応を覚えます。
どんな世界でも世代間のギャップはあるにせよ、あまりにも稚拙な言動には許し難いです。
やきものという工芸美術の世界にあって、どこに向いて作品をつくり発表をしていくか、
作る人間、それを紹介する媒体があり、使い手があります。それぞれに責任をもって
成り立っている社会ですが、自分のなかにだけ存在している世界はあまりにも狭すぎて
その自分を見ている第三者的視観の自分がいないのに気づかないのは非常にだらしがない。
それが今陶芸界で評価されている人間なら、なおさら残念でしかたがない。

今は昔とはちがう、それは当たり前であり、現在という時間が流れていて、それはすべて
過去となり、蓄積されていく。
そのなかで、やきものとしてのカタチを遺していき、且つ大切にされるのは
人間性=作品だと僕は思うのだが、どうだろう。