2011年3月1日火曜日

共鳴すること

僕たちの作るものは、それ自体が言葉を語ることはない。

でも作る本人にしてみれば、
そのものに、なにかしらの想いを込めていると思う。
その意志の強さが、
そのモノに波動ともいう言葉ではない
「響き」を伝えるのだと思う。

美術館に展示してある作品に
講釈を並べ立てられて聞かされたら、ウンザリする。
ほんの少しのヒントを与えられるだけで、
名品は心に響いてくる。
はずである。

鑑賞する自分も、じっとそのモノと対峙して、
心に響いてくるものと共鳴する感覚が大切なんだと思う。


僕自身の作るモノも、
そういう波動を帯びていれば、見る人に伝えることができるし、
響き合い、共鳴できることだろう。

いつの日かそうありたいと願う。