2010年1月24日日曜日

第4回 現代茶陶展

土岐市で2月27日〜3月7日まで開催される
「第4回 現代茶陶展」で奨励賞をいただきました。
搬入が正月明けだったため、正月ボケで出品前に
写真を撮らなかったので、ここで紹介することは
できませんが、「風呼」と名づけた茶碗です。

それで大賞は誰やったん?と思い、今グーグルで
検索したら、「奥本丸味さん」!!
これはうれしい!自分の奨励賞もうれしいけど
もしかして、それ以上に丸味さんの大賞はうれしい。

備前の奥本丸味さん、僕の大学のひとつ上の先輩です。
19歳の大学生で、すでに陶工としての風貌をもってて
やきものに対して実直な人柄でしたし
ロクロもむちゃくちゃ上手かった。18歳の僕の目には
そう映ってました。対してそのころの僕はというと、
課題もそこそこに、バイクを乗り回して、なにかに
うつつをぬかして、、、。今の歳になった自分から
みたら、なんともならんガキだったと思う。

でも丸味さんは、そんなころの自分からみても
制作に対しての姿勢は尊敬していました。
備前に戻られて、制作をされるようになって、最近
よく展覧会などでお名前と作品を見るようになりました。
あいかわらず、センスのいい造形で、シャープというか
スマートなフォルムを作る人だと思います。
カタチが野暮ったくないんですね。
備前だけど、なにか抑制感が効いてるというか。
「焼き」でごまかしてないというか。
なので、もっと中央に出てきてほしいな、もっと注目されても
いいのに。と思っていた人なので、今回の大賞受賞は
ホントにうれしく思っています。

何年も会ってないので、表彰式でお会いできることを
とても楽しみにしています。