2019年1月15日火曜日

茶碗

茶碗をどういう位置づけにするか、というのはやきものを制作していて
人それぞれです。
僕の場合、造形的な作品を作ったり、生活雑器を作ったり、と多様ですが、
「茶碗」はどこか一線を画していて、「茶碗」として成り立ってるか、どうか。
という感覚があります。それをうまく言葉にして伝えるには難しいのですが、、、。

自分の掌で抱え、土を焼いた痕跡や釉薬の奥に見える石粒などを
舐めるように見ながら、お酒を飲むことができるのが、至極の極みだと思っています。

茶碗で酒を呑むのではなく、茶碗を愛でることを肴にして呑むということですけどね。