ゆっくり本でも読もうか、とマクドへ。
場所は京都金閣寺店、平日ということもあり
立命館大学が近いからか、学生が多い。
最近は学校じゃなくマクドで勉強するのね。
読んでた本から目を外し、前をぼーっと見てたら、
ひとりの学生男子がやって来て、ちょっと前のテーブル席に座ってる学生女子と話し出した。
それを僕は、ぼーっと見てて、ふと思う。
そして、こころの中で彼に聞いてみる。
「君のそのスウェットはどうしてその位置で止まってられる?」
腰よりもはるか下、尻の頂上部分の九合目。
非常にビミョーな位置である、
不安定極まりない。
手を使わずにタバコやコインを浮かすマジックがあるが、あれは絶対トリックがあるはず、物が自由に浮遊するはずがない、見えにくいワイヤーか何かで仕掛けしてあるはずである。
と、いうことは、彼のスウェットは見えないワイヤーで肩から掛けてあるのだろうか、
ずり落ちそうな位置にあるゴムベルトを気にもしないで、彼女と話している。
それも立ったまま。
話し終えた彼は、彼女に軽く手をふり、振り向いて去って行った。
「歩いたらずり落ちるやん」と思う僕の心配をよそに、スタスタと歩き、、、
二人はごく自然に振る舞ってる。
そんな二人の姿を、ぼーっと見ながら、また本に目を戻す。
あぁ、今日は休息日。
。