ちょうどこの頃、倒炎式単窯(通称イッテコイ)を作ったことで、
薪での焼成に拘りだしたころです。
時期を同じくして、ロバートイエリンさんと出会ったのもこのころ。
当時、酒器をおもに紹介されていて、僕にも声を掛けてもらいました。
そのなかで、ぐい呑をかなりの数を海外へ紹介していただき、
その流れで「茶碗らしきもの」を作ってイエリンさんに見てもらったのを憶えています。
なぜ、外国人であるイエリンさんに?みたいなことを聞かれたことがあるけど、僕にとっては異文化から見た「日本のやきもの」を見る眼を
信じたい気持ちでした。
そうした中で作った茶碗、「雫碗(しずくわん)」と名付けた茶碗は
ビギナーズラックのようなカタチで世に出ることに。
今日、東京上野の松坂屋で開催の「茶の湯の造形展」で再会してきました。