2012年11月17日土曜日

学習発表会





















今朝は早くから冷たい雨が降りしきり、ここ数日の寒さは
篠山もすこしずつ秋から冬へと季節の移りを感じる。

今日は子どもたちの通う村雲小学校の学習発表会。
三女ワカナは一年生、元気いっぱい「むらくもレンジャー」。
次女ハルカは三年生、村雲のお宝を伝えるニュースショー。

そして小学校生活最後となる六年生、
長女フクミは人権や命の大切さを劇、「火垂るの墓」で。

台本からすべてを11人で作り上げ、本気で挑んだという劇は
幕が上る前に緞帳の向こう側、円陣を組んでの掛け声に現れていた。

原作やアニメで知っているので、それとオーバーラップしつつ進むストーリー、
11人でナレーション、照明、幕引き、暗転、を代わる代わる
担当するので、舞台上の演者は常に3〜4人、役どころも一人何役も、、。

それでも11人の真剣な表情に、見る側も自然と引きこまれていったと思う。





村雲小学校に転校して1年と7ヶ月、少人数のクラスは連帯感を持ちながらも
個々を際立たせている。つくづく、いい環境のなかで育ててもらっていると
思いながら見てたら鼻の奥がツンと来た。



LEDで灯したホタルを掬う清太、サクマ式ドロップをもらってよろこぶセツ子。
劇も終盤となると、隣に座っていた地域のおばあちゃんが目頭を抑えだすし、
どこからともなく鼻を啜る音が聞こえてくる。

幕が降りたあとの静まった余韻がなんとも心に響いたものがあり、

かく言う僕も周りを見渡す余裕もなく
気がついたら、鼻汁が止まらなかった。






卒業まで、あと5ヶ月、


もう少し早く転校させてやればよかった。