東京滞在中ですが、訃報が届きました。
京都の宮下善爾先生がお亡くなりになりました、、、
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僕の実家近くにお住まいだったこともあり、僕自身が学校卒業後、
公募展などに
出品するにあたって、当時お話を伺ったこともあります。
お人柄からか、多くお弟子さんもおられましたし、
若い陶芸家から慕われていました、
僕なんかにも気さくに
声をかけていただたのを思い出されます。
少し前に、お身体をわるくされているという話は聞いていたのですが、、、。
今、高島屋での巡回展をされていて、その図録に掲載されている「時間列車」と名されてる挨拶文、
自身の命の終息を覚悟されての文面に、壮絶な制作だったことを感じます。
命の覚悟の作品、今の自分にどれだけの覚悟があるだろう?
「あいさつ」とされているけど、自身の人生に関わったあらゆる人への「わかれの言葉」。
そんなふうに受け取りました。
地元、京都での展覧会は終わり、今後、岡山、岐阜を巡回することとなっています。
ご遺族の方々には失礼な言い方かもしれませんが、
ひとりの陶芸家としての終え方に憧れさえ感じます。
ご冥福をお祈りいたします。
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