何処にいても存在感がある太陽は万物に力を与え、明瞭な世界にいざなうし、月は陽の光を浴び、鏡として地に光を射す、満ち欠けを繰り返し節を刻みながら。
人が作り出した灯がないぶん、月の存在をしっかりと意識できるこの地が僕を惹き付けたのだと感じさせる今夜の月である。
人と人は繋がっている。月が鏡としての役割を担っているのは、
そういうことだろ。
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